桑折 現
“二人の俳優と二人の演出家による二つの上演”
二人の俳優 × 二人の演出家 二つの上演。
桑折現が2025年から2026年にかけて取り組んだ「一人の俳優のための五人の演出家による上演」。その次の展開として、二人の俳優と二人の演出家による新作を上演します。
出演は、桑折現と、公募で選出された波多野比奈。二人が、あごうさとしによる演劇作品と、倉田翠によるダンス作品の両方に出演し、同じプログラムの中で連続して上演します。
言葉を発する身体と、踊ろうとする身体。ただそこに在る身体が、二つの作品のなかでどのように並び、交差するのかを見つめます。
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2025年度の一年間、「一人の俳優のための五人の演出家による上演」という企画に取り組みました。五人の演出家と出会い直し、それぞれの作品を一人で引き受けながら、京都・松本・東京・富山をめぐりました。その経験を、次にどのようにつなげていくことができるのか。それは、思っていた以上に難しい問いでした。一人で向き合ってきた時間を、もう一人の出演者と共有することで、次の場所へ進んでみたい。今回の企画は、そこから始まっています。
出演者募集には、思いがけないほどたくさんの方にご応募いただきました。演出家の二人とともにじっくりと選考を行い、波多野比奈さんを迎えます。「もう一人」が具体的な相手になったことで、二人で舞台に立つことについて、あらためて考えています。
言葉を発する身体。踊ろうとする身体。ただそこに在る身体。演劇とダンス、それぞれの作品の中で、二人の身体はどのように並び、交差するのか。そこにどのような時間と空間が生まれるのかを、探ってみたいと思っています。
世代も性別も、これまでの経験も異なる二人の出演者。そして、それぞれに異なる考えを持つ二人の演出家。
違いが、ときに分断の理由にもなる今、違いを抱えたまま、一つの企画に関わり、作品をつくっていく。その過程で、私たちが生きている社会についても、何かを感じ、考えざるをえないと思っています。
観客として舞台を見ているとき、生身の存在がつくるフィクションに触れて、自分の内側に「今、ここ」が立ち上がる瞬間があります。隣に座る人とも同じではない、自分自身の経験として。
この世界の現在を生きながら、舞台との出会いによって、思いがけない「今、ここ」を経験する。私は観客として、その衝撃に出会いたいと思っています。
そして出演者として、一人ひとりにとっての、そうした瞬間が生まれる上演を目指したいと思います。
桑折 現
公演の詳細は、2026年12月上旬までに公式WEBサイトなどで順次お知らせします。
https://1actor5director.studio.site/
日時
公演期間:2027年2月11日(木・祝)~15日(月)
出演|桑折 現、波多野 比奈
演出|あごう さとし(演劇)、倉田 翠(ダンス)
主催|桑折 現
提携|THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
Webサイト
HP|公式WEB
X(旧Twitter)|公式X
Instagram|Instagram
お問い合わせ
1actor.5director@gmail.com
出演者・演出家プロフィール
桑折 現|出演
俳優・演出家。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映像・舞台芸術学科卒業。在学中にパフォーミング・アーツカンパニー〈dots〉を結成。2001年から2015年まで京都を拠点に、全作品の構成・演出を手がける。近年は俳優として、様々な演出家・団体の創作に参加。2025年度には「一人の俳優のための五人の演出家による上演」を企画・出演し、五人の演出家と五作品を創作。京都・松本・東京・富山の四都市で全54ステージを上演した。
関西小劇場ベストアクト2026上半期 役者部門1位に選出。2023年度より名古屋芸術大学非常勤講師。
波多野 比奈|出演
舞台に立ったり生活したりしているひと。
円盤に乗る派『ウォーターフォールを追いかけて リクリエイション』、舞台『モノノ怪~座敷童子~』、「秋の隕石2025東京」オープニングプログラム『現実の別の姿/別の現実の姿』、橋本ロマンス×サエボーグ『パワーチキン』などの作品に参加。最近興味があることは、舞台に“いる”こと。夏の期間、野菜農家ではたらいたり、生活と地続きの表現のあり方を自分なりに探っている。さんぽとカニクリームコロッケがすき。
あごう さとし|演劇作品 演出
劇作家、演出家、THEATRE E9 KYOTO芸術監督、アーツシード京都代表理事。
「複製」「純粋言語」を主題に、有人、無人の演劇作品を創作している。2019年より新劇場「THEATRE E9 KYOTO」を設立、運営する。21年に演出した、太田真紀&山田岳 オペラ『ロミオがジュリエット』は、文化庁芸術祭大賞、サントリー芸術財団佐治敬三賞の両賞を受賞した。22年は大阪中之島美術館開館記念公演 森村泰昌×桐竹勘十郎 人間浄瑠璃「新・鏡影奇譚」を演出するなど、多分野との共作も多数。令和2年度京都府文化賞奨励賞。
倉田 翠|ダンス作品 演出
akakilike主宰 演出家、ダンサー。
1987年三重県生まれ。京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科卒業。 3歳よりクラシックバレエ、モダンバレエを始める。京都を拠点に、演出家・振付家・ダンサーとして活動。作品ごとに自身や他者と向かい合い、そこに生じる事象を舞台構造を使ってフィクションとして立ち上がらせることで「ダンス」の可能性を探求している。2016年より、倉田翠とテクニカルスタッフのみの団体、akakilike(アカキライク)の主宰を務め、アクターとスタッフが対等な立ち位置で作品に関わる事を目指し活動している。
令和5年度京都市芸術新人賞。2024年4月より、まつもと市民芸術館 芸術監督(舞踊部門)。
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