新作"純"狂言集 マリコウジ
マリコウジとは
百年後、古典狂言の太い幹の一部となり得るような新作狂言をつくり、
発表するエキサイティングな狂言会。
それが茂山童司が作・演出を手掛ける『新作”純”狂言集マリコウジ』である。
従来の狂言らしい普遍的なものをテーマにしながら、
今を生きる私たちが抱える問題もエッセンスとして散りばめ、笑いに変える。
百年後「古典」となった時、人々の目にそれはどう映るのか。
過去二回はそれぞれ女物、鬼山伏物の新作狂言を発表し、狂言界に新たな一石を投じた。
第三弾のテーマは「脇狂言」。面白いことよりも祝言性が重視されるジャンルの狂言だが、
それゆえ近年は上演されることが少なくなってきている曲目も多い。
脇狂言が百年後にも上演されるために「面白い」と「目出度い」を融合した新作狂言を二本上演する。
現代の我々にとって本当の意味での目出度いとはどういうことなのかを問いかける。
今年も笑いの種蒔きを始める。歴史的初演を見逃すな。
これが、2100年の古典だ。
企画・制作 (株)童司カンパニー
主催 (株)童司カンパニー / (一社)アーツシード京都