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京都カラスマ大学にて授業のご案内/終了しました


Theatre E9 Kyoto劇場プロジェクトについて、お話しいたします!
「市民による文化拠点が生まれる前夜の集会〜クラウドファンディングについて知りたい2、3のこと〜」
8月19日(土) 14時00分~16時15分
教室:ワコールスタディホール京都
講師:あごうさとし、蔭山陽太、田中誠一、小野友資

終了しましたご受講ありがとうございました。

授業詳細

【社会】

市民による文化拠点が生まれる前夜の集会
〜クラウドファンディングについて知りたい2、3のこと〜

2017年08月19日(土) 14時00分 ~ 16時15分    教室:ワコールスタディホール京都
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※1:本授業の抽選は7月24日(月)に行います。抽選予約受付は7月24日(月)20時までです。
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、8月17日(木)20時まで先着順でお申し込みを受付いたします。
※3:本授業は、受講料無料です。

2017年夏、京都の夏よりも暑い、いや、熱い、
ふたつの大きなプロジェクトが立ち上がり、
この小さな街を賑わせています。

“2017年7月に閉館となる立誠シネマが、
場所を変えて新たに生まれ変わります。
それも、今度は本屋そしてカフェと一緒に。
この場所を、今後10年、20年と続いていくような
文化発信地に育てていくための仲間を募集します。”

ーー出町座(仮)クラウドファンディングサイトより

“2015年から2017年にかけて、
所有者の高齢化(土地・建物売却の意向を受ける)や
建物の老朽化が主な原因で、5つの小劇場が閉鎖となります。
1984年より、左京区で京都の舞台芸術を担ってきた
劇場「アトリエ劇研」もまた、消えゆく小劇場の一つです。
「京都で生まれた舞台芸術の灯火を守りたい」
その思いからこのプロジェクトははじまりました。”

ーーTheatre E9 kyotoクラウドファンディングサイトより

方や、元・立誠小学校建て替えのため、
出町桝形商店街に
立誠シネマ改め、「出町座(仮)」が
映画館と本屋(とカフェ、ギャラリー)をオープン。
方や、この街から
小劇場が消滅の灯が消えゆくのを憂いて、
東九条に「シアターE9」という新しい
小劇場(とギャラリー、カフェ、レジデンス)が
産声を上げようとしています。

今、両者が奇しくも同時に
市民によるクラウドファンディングを募っています。

わたしたちの暮らす街から
映画館、本屋、劇場がなくなったら、何が困るの?
なぜ今、京都に「市民がつくる街の文化拠点」が必要なの?
彼らはなぜ、クラウドファンディングという手段を選んだの?

わたしたち京都カラスマ大学もまた、
市民、企業からの寄付(Donetion)にこだわり、
この街に「無料の学び」という文化の場を生み続ける
小さな団体です。
だからこそ、これからの京都の街に
今とても大切なことを、
彼らと顔を合わせて一緒に考えてみたくて
「記者会見」ならぬ「市民会見」のような場を
持ちたいと考えました。

「興味はあるんだけどなあ、、、」
これまで二の足を踏んでいた人も、
思わず「初めての寄付」をしてみたくなるような
暑苦しいほど濃密な時間を(注:館内はクーラーが効いています)
4人の勇者たちとともに紡いでみたいと思います。

【当日の流れ】
13:45 受付開始
14:00 はじまりのあいさつ、先生紹介
14:10 「Theatre E9 kyoto」プレゼンテーション
14:30 「出町座(仮)」プレゼンテーション
14:50 私たちの中のシビック・プライドを呼び覚まそう
15:40 質疑応答
16:00 アンケート記入後、解散

会場協力:ワコールスタディホール京都
(授業コーディネイター:高橋マキ)

あごうさとし / 劇作家・演出家・アトリエ劇研ディレクター

1976年、大阪府生まれ。80年代後半から90年代にかけて香港で過ごす。同志社大学法学部卒業。 「複製技術の演劇」を主題にデジタルデバイスや特殊メイクを使用した演劇作品を制作する。代表作に「total eclipse」(横浜美術館・国立国際美術館 2010)「複製技術の演劇—パサージュⅢ−」(こまばアゴラ劇場・アトリエ劇研 2013−2014)等がある。 2014年9月、アトリエ劇研ディレクターに就任。2014−2015年、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として、3ヶ月間、パリのジュヌヴィリエ国立演劇センターにおいて、演出・芸術監督研修を受ける。京都国際舞台芸術祭2016 SPRINGにおいて、ショーケースキュレーターを務める。 神戸芸術工科大学・京都造形芸術大学非常勤講師。一般社団法人アーツシード京都 代表理事。日本演出者協会主催「若手演出家コンクール2007」最優秀賞受賞。2010年度京都市芸術文化特別制度奨励者 利賀演劇人コンクール2012奨励賞受賞。2013-2014公益財団セゾン文化財団ジュニア・フェロー。

蔭山陽太 / 「ロームシアター京都」支配人兼エグゼクティブディレクター

1964年、京都市生まれ。83年大阪市立大学経済学部入学(89年中退)。86年〜90年、札幌市内の日本料理店にて板前として働いた後、90年に株式会社俳優座劇場 劇場部に入社。同劇場プロデュース公演の企画制作、劇場運営に携わる。96年に文学座 演劇制作部に入社(〜2006年)。2002年、企画事業部を新設、同部長。翌年、演劇制作部を企画事業部に統合、同部長。2006年7月〜2010年3月、長野県松本市立「まつもと市民芸術館」プロデューサー 兼 支配人。2010年4月〜2013年7月、神奈川県立「KAAT 神奈川芸術劇場」(2011年1月開館)支配人。2013年8月より、「ロームシアター京都」(2016年1月開館)支配人 兼 エグゼクティブディレクター。 98年度、文化庁在外研修員(ロンドン)。

田中誠一 / プロデューサー/シマフィルム株式会社

京都朝日シネマをはじめいくつかの劇場スタッフ(モギリ〜映写)を経験し、京都・大阪で自主上映企画を実施しつつ、映画祭運営、映画制作に参加。関西の劇場公開映画の宣伝を請け負っていた頃、『おそいひと』の公開に携わったことを契機にシマフィルム入りし、『堀川中立売』(2010年)製作から始まるシマフィルムの京都連続シリーズ(『天使突抜六丁目』『太秦ヤコペッティ』)製作に参加。また、映像制作ラボKyotoDU主要メンバーとしても活動。2013年より元・立誠小学校を拠点に〈立誠シネマプロジェクト×シネマカレッジ京都〉事業を立ち上げ、番組の編成、イベントや講座の企画運営および現場責任者を担う。2017年、当事業を元・立誠小学校から移転し、〈出町座(仮)〉を立上げる。

小野友資 / Motion Designer / YUYBOOKS代表 / 京都精華大学非常勤講師

1980年、神戸生まれ。2007年より1-10designに参加、モーションデザイナーとしてウェブサイトからデジタルサイネージまで様々なフィールドに渡る制作に関わる。在籍中の2013年個人活動としてYUYBOOKSオープン。本をコミュニケーションツールとし、企画やデジタル作品を展開。2016年よりデジタルの活動をフリーランスへ。デジタル領域のクリエイティブディレクションから海外のスタートアップまで多岐にわたり取り組んでいる。デジタルばりばりつかってアナログなもの集めています。

http://karasuma.univnet.jp/subjects/detail/267