Theatre E9 Kyotoオープンリサーチプロジェクト 第7回「地域共生と劇場」
このオープンリサーチプロジェクトでは、新たな劇場「Theatre E9 Kyoto」の誕生にむけて、 民間劇場の公共性について、毎回異なるテーマを設けゲストの方々とシンポジウム形式で 考えてきました。「地域共生と劇場」がテーマとなる今回は、東九条のこれまでの歴史を知る レクチャーと、これからを考えるトークを行います。ゲストには私たちがお世話になっている地域の皆様と、東九条でのアートプロジェクトに関わってくださったアーティストの方々お呼びし、これまでとこれからを、ともに考える時間を持ちたいと思います。
日時:2019年4月20日(土) 14:00〜16:30
会場:京都市地域・多文化交流ネットワークセンター 地域集会所
〒601-8006
京都市南区東九条東岩本町31
京都駅八条口より、徒歩10分
入場無料
先着40名様
事前要申込み>申し込みフォーム
<スケジュール>
■14:00〜15:00 レクチャー「東九条の歩みと未来に向かって」 叶信治氏
■15:15〜16:30 ゲストによるトーク
※途中入退場可能です。
<レクチャー(敬称略)>
叶信治
福岡県大牟田市出身。1978年京都へ。立命館大学入学心理学専攻。1979年~NCC関西青年協議会等キリスト教会青年会関係の活動(バプテスト連盟教会所属)。東九条オモニ学校参加。その後、京都市南区東九条居住。1983年希望の家児童館勤務。1995年東九条のぞみの園勤務。特別養護老人ホーム・デイサービスセンター。居宅介護支援事業所・地域包括支援センター等で勤務。2014年9月希望の家カトリック保育園園長就任。
<ゲスト(敬称略)>
前川修
1982年から希望の家に関わる。1990年から京都部落史研究所に勤務、事務局員・研究員。2001年から一般社団法人ひょうご部落解放・人権研究所に勤務、事務局長・研究員。2005年から希望の家に勤務、2008年に所長。2011年、京都市から「京都市地域・多文化交流ネットワーク促進事業」(ネットワークサロン事業)を社会福祉法人カトリック京都司教区カリタス会が受託し、法人内施設である希望の家が運営、責任者を務める。
ヤンソル
現東九条マダン実行委員長。マダンでは長年にわたりマダン劇づくりを担う。2010年に大学院に社会人入学し、東アジアの近代史に存在する自らの生を解き捉えなおす作業とともに、父・梁民基が手掛けた民衆文化運動や東九条での祝祭的動向ついて研究を行うも、迷走の果て休学中。人生も迷走中。「5月オモニの家」をはじめとする韓国光州市民との交流や、昨年から習い始めた韓国舞踊に息づく人間身体の呼吸を、今後の表現活動に取り入れたいと模索中。
きたまり
振付家、ダンサー。1983年生まれ。京都市在住。京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科 在学中の2003 年よりダンスカンパニー「KIKIKIKIKIKI」主宰。出演者のブログから映画、伝統芸能、クラシック音楽まで、あらゆる素材からダンスを創作、近年ではグスタフ・マーラーの全交響曲を振付するプロジェクトを開始し、同プロジェクト2作目『夜の歌』で文化庁芸術祭新人賞(2016年度)を受賞。積極的にジャンルを越境した共同制作を国内外で展開する。
倉田翠
1987 年生まれ。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。3 歳よりクラシックバレエ、モダンバレエを始める。京都を中心に演出・振付家・ダンサーとして活動。作品ごとに自身や他者と向かい合い、そこに生じる事象を舞台構造を使ってフィクションとして立ち上がらせることで「ダンス」の可能性を探求している。2016 年から倉田翠とテクニカルスタッフのみの団体〈akakilike〉の主宰を務め、アクターとスタッフが対等な立ち位置で作品に関わる事を目指し活動している。近年の作品に『家族写真』『捌く』『はじめまして こんにちは、今私は誰ですか?』などがある。
山本麻紀子
現代美術作家。1979年京都市生まれ。京都市立芸術大学・大学院 絵画専攻 構想設計修了。ある特定の場所のリサーチを通して観察や考察を続け、常識や習慣など日常の中で見過ごされている事柄や疑問を糸口にして、他者とのコミュニケーションを発生させるプロジェクトを行う。その一連の過程を、写真、映像、ドローイングなど様々な形式に展開させて作品制作を行っている。2016年より東九条を拠点に活動中。
主催:一般社団法人アーツシード京都
企画制作:Theater E9 Kyoto オープンリサーチプロジェクトメンバー
助成:公益財団法人セゾン文化財団
後援:京都市、京都商工会議所
○Theatre E9 Kyotoオープンリサーチプロジェクト