「複合危機と公共社会学の課題」シンポジウム
「THEATRE E9 KYOTO」を舞台に、公的表現としてのアートと市民社会の関わりを考える。
アートという表現は、必然的に「公共性」を帯びるものであり、その際、誰のための公共なのか、誰が排除され、誰が包摂されるのかといった境界にかかわる問いが浮上します。こうした問いは、表現とそれを生み出す背景となる文脈と複合的諸問題を露呈させるものです。個々のアーティスト、民間団体、大学、行政などが推進する文化実践や文化政策が、この地域に暮らす人々の声やその外部とどうかかわり、応答しているのか。
本シンポジウムは、東九条という具体的な地域を軸に、劇場「THEATRE E9 KYOTO」を舞台として、現代の「公的表現としてのアート」が地域や市民社会とどのように向き合い、どうかかわっていくことができるか、ともに考える場とします
日時
2026年2月18日 13:15〜17:45(開場13:00)
チケット
[自由席/日時指定/税込]
申込不要・入場無料(定員81名)
※予定変更の際は、龍谷大学国際社会文化研究所ホームでお知らせいたします。
https://scri.rec.ryukoku.ac.jp
登壇者
あごう さとし(THEATRE E9 KYOTO芸術監督・劇作家)
入澤崇(龍谷大学名誉教授・理事長)
小山田 徹(公立大学法人京都市立芸術大学理事長兼学長・美術家)
山本 麻紀子(アーティスト)
村澤 真保呂(龍谷大学教授・社会学)
プログラム
第1部 基調講演:あごうさとし・小山田 徹・入澤崇
<休憩>
第2部 作品上映と講演:山本麻紀子・村澤真保呂
<休憩>
第3部 ディスカッション①登壇者②登壇者と参加者
シンポジウムの概要
1978年、「世界文化自由都市」を宣言した京都の中でも、東九条地域は、多様な背景を有する人々が集う多文化共生社会を象徴する地域です。その東九条は、現在、京都駅東南部エリアにおける文化芸術を軸としたまちづくりの一角を担っています。近年では、チームラボミュージアム京都やカイカイキキの制作スタジオなど、現代アートの旗手も拠点を構えることになり、大きな注目を集めています。
2015年から2017年にかけて、京都市内では5つの小劇場が閉館し、これを京都の舞台芸術創造環境の危機ととらえ、京都の演劇人たちの尽力により、東九条の一角に2019年、「THEATRE E9 KYOTO」が誕生しました。空き倉庫を改装した小さな劇場は、地域に開かれた公共劇場として、演劇だけでなく現代美術、ダンス、ワークショップなど多彩な表現活動を展開しています。この劇場は、東九条という土地と深くかかわりあうことで、その歴史と現在をアートを通じて問い直す場ともなっています。
アートという表現は、必然的に「公共性」を帯びるものであり、その際、誰のための公共なのか、誰が排除され、誰が包摂されるのかといった境界にかかわる問いが浮上します。こうした問いは、表現とそれを生み出す背景となる文脈と複合的諸問題を露呈させるものです。
個々のアーティスト、民間団体、大学、行政などが推進する文化実践や文化政策が、この地域に暮らす人々の声やその外部とどうかかわり、応答しているのか。本シンポジウムは、東九条という具体的な地域を軸に、劇場「THEATRE E9 KYOTO」を舞台として、現代の「公的表現としてのアート」が地域や市民社会とどのように向き合い、どうかかわっていくことができるか、ともに考える場になればと思っています。
上映作品
Movie「巨人の歯」
山本麻紀子による作品上映
滋賀県に伝わる伝説の巨人・ダダボシ(日本各地に伝承され、だいだらぼっち、だいだらぼう、デーラボウなど、地域によって様々な名称が存在する)がくしゃみをした拍子に、奥歯が京都の鴨川に飛んできたというコンセプトで作品を制作しました。
巨人の歯は、鴨川に落下し、どんぶらこと南へと流れて行きました。


山本麻紀子「巨人の歯」/ 2018年 写真:内堀義之
クレジット
主催|龍谷大学国際社会文化研究所・研究プロジェクト「複合危機と公共社会学」
協力|京都市立芸術大学
お問い合わせ
清家竜介 r.seike@soc.ryukoku.ac.jp
ご来場に関するご注意
・E9には駐車場はございません、公共交通機関でご来場ください。周辺道路への駐車は、ご近所のご迷惑となりますので硬くお断りします。
駐輪場はございますので、自転車、バイクは停められます。
ご予約不要・入場無料です。