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Continue関連企画 case.4|笠井友仁+高安美帆
“YUDATE-19”

THEATRE E9 KYOTO ×京都舞台芸術協会ショーケース企画 “Continue”
-関連企画 case.4-

幼少から神楽を舞い、エイチエムピー・シアターカンパニーの俳優として活動をしている髙安美帆は、近年、日本の民俗芸能・神楽の舞手である自身の身体性をみつめ、伝統や慣習を乗り越えて、今といかに繋ぐことができるのかを探求しています。

 

2020年の秋、THEATRE E9 KYOTOのロビーで、髙安がE9ショーケース企画「Continue」 関連企画において、湯立神楽(ゆだてかぐら)の舞を基にした『YUDATE-19』を発表します。湯立神楽は、神楽の形式のひとつです。釜で沸かした湯を神仏に献上し、またこれを人々にふりかけて祓い清めて魂の再生をはかり、無病息災・五穀豊穣など個人や共同体の願いが込められている日本の伝統的な行事です。湯立神楽は全国各地で行われており、その内容は地域によって特色があります。

 

本作品のタイトル『YUDATE-19』の19は、E9→イーナイン→19と読み替えたもので、THEATRE E9 KYOTOのロビーで、湯立神楽の舞を基にした振る舞いと、湯のしぶき、立ちのぼる湯気など、湯をめぐる現象を体験していただきます。

 


企画開催によせて

近頃、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、手洗いやマスク着用が当たり前になりました。ところで、ずっと以前からこれらを行っていた場所があります。それは神社です。参拝者は鳥居をくぐると、必ず手水屋へ足を運び、手を洗います。また、水をかけて穢れを清める儀式があり、「湯立神楽」もそのひとつです。そして、人が吐く「いき」を穢れとみなし、神職はご神体を触るさい、必ずマスクをします。このように以前からある行為が感染症対策に繋がっていることは、けして偶然では無いでしょう。コロナ禍のなかで、劇場をどう続けていくのか、神社の「ふるまい」から探りたいと思います。

笠井友仁


 

日時

11月7日(土)  10:00/12:00/14:00

・各回10名
・受付開始は開演15分前です
・上演時間予定 30分

 

料金

1,000円

1,500円(1000円+投げ銭500円)
3,000円(1000円+投げ銭2000円)
5,000円(1000円+投げ銭4000円)
10,000円(1000円+投げ銭9,000円)

 

※チケット代に”投げ銭”を上乗せした券種をご用意いたしました。投げ銭分はTHEATRE E9 KYOTOへの寄付となります。

 

お申込み

▽THEATRE E9 KYOTO

チケット購入はこちら

 

 

プロフィール

笠井 友仁(かさい・とものり)

演出家。大阪府八尾市生まれ、宮城県仙台市出身。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻を卒業。その後、エイチエムピー・シアターカンパニーを結成し、2008年3月まで代表を務め、現在まで全作品の演出を担当している。同年、ゲーテ・インスティトゥートの奨学金を得てTheater Treffen 国際フォーラムに参加。14年6月から20年6月までNPO法人大阪現代舞台芸術協会の理事長を務めた。主な演出作品にアイホール 現代演劇レトロスペクティヴ『阿部定の犬』、メイシアタープロデュース公演 SHOW劇場『少年王國記』など。05年に『traveler』の演出により若手演出家コンクール優秀賞受賞、14年に『アラビアの夜』の演出により文化庁芸術祭演劇部門新人賞受賞

 

髙安 美帆(たかやす・みほ)
俳優、振付演出。大阪府八尾市出身。8歳より浪速神楽をはじめる。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻卒。卒業後、エイチエムピー・シアターカンパニーに参加。ゲーテ・インスティトュートの奨学金を得て、2011年にTheater Treffen 国際フォーラムに参加。ベルリン留学中にアンジェイ・ヴィルト氏に出会い、薫陶を受ける。2012年、自らのルーツである神楽をテーマにした個人活動をはじめ、異ジャンルのアーティスト達と共同制作し国内外で発表している。また、世界演劇講座、DIVEラボ+観劇講座など、演劇講座の企画運営も行っている。エイチエムピー・シアターカンパニー、舞夢プロ所属。追手門学院大学社会学部非常勤講師。NPO法人大阪現代舞台芸術協会理事。

 

髙安美帆さんの2013年3月ニューヨークでのインタビュー映像です

 

協力|NPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)
写真提供|破墨プロジェクト

主催・企画製作| 笠井友仁+髙安美帆、THEATRE E9 KYOTO

 

お問い合わせ

THEATRE E9 KYOTO
TEL:075-661-2515(10:00〜18:00)
MAIL

 

 

THEATRE E9 KYOTO ×京都舞台芸術協会ショーケース企画 “Continue”

本企画は新型コロナウィルス感染症拡大防止のための延期となったショーケース企画“Continue”の、関連企画として行われます。

ショーケース自体の延期時期はまだ未定ですが、本企画のテーマでもあった、“ Continue(続けること)”を、今一度、参加アーティストと共に捉えなおし、今だからこそできる、様々な取り組みや企画を、継続して発表していきます。

 

・ショーケース企画“Conitnue”  公演詳細ページ

・ショーケース関連企画 note「THEATRE E9 KYOTO×京都舞台芸術協会 ショーケース企画「Continue」延期、その後。

 

 

 

 

新型コロナウイルス感染症感染予防の為、
THEATRE E9 KYOTOへご観劇やご来場いただく皆様にお願い申し上げます。

■下記の症状がある場合はご来場をお控えください。状況によってはご来場をお断りすることがございます。あらかじめご了承ください。
・37.5℃以上の発熱。
・次の症状がある場合。

咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや 結膜の充血、頭痛、関節・ 筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐

・過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域等への渡航、並びに、当該国・地域の在住者と濃厚接触がある場合。
・特定警戒都道府県からのご来場はご遠慮ください。

■当日券を含む、すべてのご来場者様に、氏名と連絡先をお伺いいたします。ご予約のお客様はご予約時にお伺いしております。感染者が発生した場合、保健所等の公的機関の指示に従い提出いたします。予めご了承ください。

■ご来場の際はマスクの着用をお願いいたします。 ※何らかの理由で着用できない場合を除きます。

■受付時の検温にご協力をお願いいたします。 (非接触型体温計がございます。サーモグラフィーの導入を検討中です。)

■「咳エチケット」をお守りいただき、手洗いや手指消毒のご協力をお願いいたします。

■来場者同士の接触、大声での会話はお控えください。

■出演者へのプレゼント、差し入れ、面会などはご遠慮いただいております。何卒ご了承ください。

 

※ご予約に関するご注意
・開演5分前までに受付をお済ませください。それ以降はキャンセル扱いになる場合がございます。お早めにご来場ください。
・E9には駐車場はございません、公共交通機関でご来場ください。周辺道路への駐車は、ご近所のご迷惑となりますので硬くお断りします。

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