映像でつづる東九条2020-2021 開催のお知らせ

◯ 健やかであること・小さくあること・市民と共にあること

 

昨年は、マンモス団地跡地で東九条野外劇場を催しました。京都駅前のイベントも含めて2日間でおよそ3800人の市民の皆様と楽しい時間を過ごさせていただきました。今年も当初は、去年にも増して楽しんで頂けるような内容を考えておりましたが、コロナ禍という予想もしていなかった状況を迎えて改めて、私たちの日常の暮らしから考え直さねばならなくなりました。私たちが東九条で運営している小劇場THEATRE E9 KYOTOも大変な苦境にたたされることもありました。ただ、このような時代を迎えることで、改めて、人と人との繋がりによって支えられているということをしみじみと実感いたしました。今はたくさんの人を集めて大きな催しを開催することは難しいです。ですが、例え小さくともその中には、豊かな表現や未来にもつながる交流があると思います。

今年は、3つの映像作品を制作いたします。そしてその作品は、2021年3月にTHEATRE E9 KYOTOと京都みなみ会館で上映されます。

いずれもこのまちに暮らす人々と芸術家や学生との交流の中で、制作されるものです。今この時代のこのまちに暮らしている、働いている、あるいは学んでいる方々と共に作品を制作し、またその作品を現在と未来の人々に分かち合うことができればと願っております。皆様の健やかな日常を祈りつつ、このまちで育まれるアートを楽しむことができれば幸いです。

 

あごうさとし

 


 

「健やかであること、小さくあること、市民と共にあること」を目指し、街や人との交わりを映像作品として記録する『映像でつづる東九条2020-2021』。

今年度は、NPO法人スウィング×成田舞×片山達貴による絵画・写真・映像の交わる展示作品や、大阪音楽大学教員の久保田テツを中心にご近所映画クラブの手法を通じ製作される短編劇映画作品、そして、街への植栽風景を様々な視点から記録する、やんそる率いる耕す計画の映像作品など、街と共に、生活と共に、人と共に、日々この街で過ごされている小さく豊かな時間の断片を、それぞれの手法で創作された3つの異なる作品として、THEATRE E9 KYOTO京都みなみ会館の2館で展示・上映いたします。

 

◯ THEATRE E9 KYOTO

Swing×成田舞×片山達貴 展覧会blue vol.1

 

©Mai Narita

 

日時:2021年3月20日(土)~3月29日(月)

2021年3月20日~29日まで、THEATRE E9 KYOTOにて展覧会『blue vol.1』を開催します。2020年度を通してNPO法人スウィング(京都市北区)が勝手に生み出したヒーロー『まち美化戦隊ゴミコロレンジャー』(全員ゴミブルー)および写真家・成田舞が東九条に足を運び、<「多文化共生」とはこれから目指す夢ではなく、既にあるもの>という仮説を出発点に、「ゴミ拾い」というシンプルなアクションを継続的かつゲリラ的に展開。そこから見える人、風景を捉えた写真、絵画等の作品展示に結びつけようというものです(尚、このプロジェクトは2021年度も続きます)。
このプロジェクトを映像作家・片山達貴の視点から捉えることで、ゴミブルーと成田のアクション、そして東九条の「今しか見ることのできない景色」をより立体的に、多層的に映し出し、展覧会『blue vol.1』の主要コンテンツとして位置づけます。そして単なる作品に留めることなく、東九条の今を後世へと繋ぐひとつの資料として遺したいと考えています。

 

京都みなみ会館

「耕す計画」ドキュメンタリー映画/「ご近所映画クラブ」新作映画 

 

 

 

日時:2021年3月20日(土)~3月21日(日)


【耕す計画 ドキュメンタリー映画】

2020年春、コロナ禍でゴーストと化した文化都市・京都の片隅で、東九条というまちを耕そうと動き出した人たち。都市の真ん中で、街路樹や空き地が野菜で埋めつくされたらどんなにステキだろうと、ちょっとした違法や脱法をしてみたいと考える困った人たちだが、できないことは空想し、どんどん膨らませ、夢を語り、いつしか世界(ほんの小さな世界かもしれないけど)を変えてしまうような、そんな人たちが「芋だ芋だ、ぷっ・プッ、ぷぅ~」っと笑いあう。
「私にとってはラスコーだったのかも。」そう語るのは耕す計画発起人。非常事態宣言の中、ただただ壁に絵を描き続ける若者たちがいた。生きるということの意味をつかみたいと、彼らに呼びかけ、彼らと動き出した耕す計画。耕すこと、遊ぶこと、表現すること、対話すること、育てること、発信すること、食べることetc… 彼らの日常の彩りと豊かさが伝わる作品。

 

【ご近所映画クラブ 新作映画】

「ご近所映画クラブ」は、映像作家ミシェル・ゴンドリーが始めたワークショップ「ホームムービー・ファクトリー」が基となっているプログラムです。ミシェル・ゴンドリーは、フランス生まれの映像作家で、ビョークやケミカル・ブラザーズなどのMVや、映画『エターナル・サンシャイン』や『ムード・インディゴ うたかたの日々』などの監督としても有名です。「ご近所映画クラブ」は、そんな彼の映画『僕らのミライへ逆回転』(原題「The Be Kind Rewind」)の中で “手作りの映画”が描かれたことから始まりました。そして、その手作り映画のプロセスを、NPO remo[記録と表現とメディアのための組織]がミシェル・ゴンドリー本人の許可を得て、日本向けに「ご近所映画クラブ」と名付け、ワークショップとして再編集しました。
いま私たちは、映画を巨大な(資本)システムの中でしか考えることができなくなっています。そして残念なことに、私たちの多くは、映画を“受け手として楽しむ”ものとして捉えています。でも、私たちのポケットにはスマホのように、ハイビジョンを撮影できる小さな装置がありますし、ほんの少人数で映画を撮影することは可能です。録画編集ソフトだって無料でインストールできますし、タイトルもエンドロールも、衣装も音楽も手作りすることができます。本当は “送り手として映画を楽しむ”ことができるのです。そして、自分たちの友達や親兄弟といった身近なコミュニティで上映したり、YouTubeに載せて見ず知らずの人に観てもらうことだってできるのです。

 

【参加者募集!】ご近所映画クラブで共に作品をつくってみませんか?

 


オンライン

Vimeo THEATRE E9 KYOTO チャンネル


日時:2021年3月20日(土)~3月29日(月)

新型コロナウイルス感染症の拡⼤やバリアフリー等の状況に鑑み、動画配信サイト「Vimeo」にて、上記3作品の無料配信を予定しています。

 


関連企画

田中功起『可傷的な歴史(ロードムービー)』

 


日時:2021年2月11日(木)~2月14日(日)
会場:THEATRE E9 KYOTO

世界中でこれほどまでに排外主義が表面化すると誰が予想していたであろう。異なる人びとが「いかに共に生きるか」という問いは空しいものになってしまったのだろうか。

本作は、私たちの住むこの社会の深奥を二人の主人公の対話をもとに紐解いていく。東京に暮らす在日コリアン3世とチューリッヒから来た日系スイス人の二人。初対面の二人が、ともに荒川や川崎を旅し、在日コリアン排斥の過去と現在に出会っていく。関東大震災後の虐殺の現場やヘイトスピーチの行われた地域、それらを移動しながら関連する法律を読み上げ、その過程で二人は少しずつ心を開き、いままで語れなかった感情を言葉にしていく。私たちはどのようにして誰かを理解するのだろうか。誰かの複雑さを、どのように受け止めることができるのだろうか。現実とフィクションが交差する拡張されたドキュメンタリー。

 

2019年/スイス、日本/カラー/78分
監督、プロデューサー、編集:田中功起
出演者:鄭優希、クリスチャン・ホファー

 

助成|アーツカウンシル東京(公益財団法人 東京都歴史文化財団)

 

 

製作|ミグロ現代美術館

 

 

 

 


クレジット

 

主催:京都市
企画制作:一般社団法人アーツシード京都
参加アーティスト:Swing×成田舞×片山達貴/耕す計画/ご近所映画クラブ
協力:京都みなみ会館/京都市 地域・多文化交流ネットワークサロン/希望の家カトリック保育園/
株式会社La Himawari/株式会社アルコム
コーディネーター:長澤慶太(京都芸術大学舞台芸術研究センター)
アーカイブ協力:京都市立芸術大学芸術資源研究センター
チラシイラストレーション:上川敬洋
チラシデザイン:UMMM

 

※京都市では、2017年3月に策定した「京都駅東南部エリア活性化方針」に基づき、文化芸術と若者を基軸とした新たなまちづくりを進めています。本イベントはその一環として、一般社団法人アーツシード京都が受託し、開催します。

 

お問い合わせ


THEATRE E9 KYOTO/一般社団法人アーツシード京都

〒601-8013 京都府京都市南区東九条南河原町9-1
TEL: 075-661-2515(10時~18時)
FAX: 075-661-2516
Email: メールはこちら
https://askyoto.or.jp
Facebookページ

 

 

新型コロナウイルス感染症感染予防の為
THEATRE E9 KYOTOへご観劇やご来場いただく皆様にお願い申し上げます。
■下記の症状がある場合はご来場をお控えください。状況によってはご来場をお断りする ことがございます。あらかじめご了承ください。
・37.5°C以上の発熱。 ・次の症状がある場合。
咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや 結膜の充血、頭痛、関節・ 筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐
・過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域 等への渡航、並びに、当該国・地域の在住者と濃厚接触がある場合。
・特定警戒地域に指定された都道府県からのご来場はご遠慮ください。
■当日券を含む、すべてのご来場者様に、氏名と連絡先をお伺いいたします。ご予約のお 客様はご予約時にお伺いしております。感染者が発生した場合、保健所等の公的機関の指 示に従い提出いたします。予めご了承ください。
■ご来場の際はマスクの着用をお願いいたします。 ※何らかの理由で着用できない場合を除きます。
■受付時の検温にご協力をお願いいたします。 (非接触型体温計がございます。サーモグラフィーの導入を検討中です。)
■「咳エチケット」をお守りいただき、手洗いや手指消毒のご協力をお願いいたします。
■来場者同士の接触、大声での会話はお控えください。
■出演者へのプレゼント、差し入れ、面会などはご遠慮いただいております。何卒ご了承 ください。

※ご予約に関するご注意
・開演5分前までに受付をお済ませください。それ以降はキャンセル扱いになる場合がございます。お早めにご来場ください。
・公演中止などの不測の場合をのぞき、チケット購入後の返金、日時の変更はできません。
・E9には駐車場はございません、公共交通機関でご来場ください。周辺道路への駐車は、ご近所のご迷惑となりますので硬くお断りします。

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