
耕す計画&ご近所映画クラブ
耕す計画
Books×Coffee Sol.店主のやんそると、その街で過ごす学生たち との出会いから生まれたグループ「ただいも」の活動を、ただいも メンバーが自ら綴る記録映画。
2020年春、コロナ禍でゴーストと化した文化都市・京都の片隅で、東九条というまちを耕そうと動き出した人たち。都市の真ん中で、街路樹や空き地が野菜で埋めつくされたらどんなにステキだろうと、ちょっとした違法や脱法をしてみたいと考える困った人たちだが、できないことは空想し、どんどん膨らませ、夢を語り、いつしか世界(ほんの小さな世界かもしれないけど)を変えてしまうような、そんな人たちが「芋だ芋だ、ぷっ・プッ、ぷぅ~」っと笑いあう。
「私にとってはラスコーだったのかも。」そう語るのは耕す計画発起人。非常事態宣言の中、ただただ壁に絵を描き続ける若者たちがいた。生きるということの意味をつかみたいと、彼らに呼びかけ、彼らと動き出した耕す計画。耕すこと、遊ぶこと、表現すること、対話すること、育てること、発信すること、食べることetc… 彼らの日常の彩りと豊かさが伝わる作品。
ご近所映画クラブ
今回の「ご近所映画クラブ」では、THEATRE E9 KYOTOの中につ くられた「リビング」の舞台美術のなかで、それぞれ異なる3つの 物語を製作・上演します。
「ご近所映画クラブ」は、映像作家ミシェル・ゴンドリーが始めたワークショップ「ホームムービー・ファクトリー」が基となっているプログラムです。ミシェル・ゴンドリーは、フランス生まれの映像作家で、ビョークやケミカル・ブラザーズなどのMVや、映画『エターナル・サンシャイン』や『ムード・インディゴ うたかたの日々』などの監督としても有名です。「ご近所映画クラブ」は、そんな彼の映画『僕らのミライへ逆回転』(原題「The Be Kind Rewind」)の中で “手作りの映画”が描かれたことから始まりました。そして、その手作り映画のプロセスを、NPO remo[記録と表現とメディアのための組織]がミシェル・ゴンドリー本人の許可を得て、日本向けに「ご近所映画クラブ」と名付け、ワークショップとして再編集しました。
いま私たちは、映画を巨大な(資本)システムの中でしか考えることができなくなっています。そして残念なことに、私たちの多くは、映画を“受け手として楽しむ”ものとして捉えています。でも、私たちのポケットにはスマホのように、ハイビジョンを撮影できる小さな装置がありますし、ほんの少人数で映画を撮影することは可能です。録画編集ソフトだって無料でインストールできますし、タイトルもエンドロールも、衣装も音楽も手作りすることができます。本当は “送り手として映画を楽しむ”ことができるのです。そして、自分たちの友達や親兄弟といった身近なコミュニティで上映したり、YouTubeに載せて見ず知らずの人に観てもらうことだってできるのです。
日時
3月20日(土) 10:00
3月21日(日) 10:00
両日完売となりました
• 本プログラムは耕す計画/ご近所映画クラブの2作品同時上映です。
• 受付開始、開場は15分前です。
• 上演時間予定 120分(企画者トーク含め)
会場
京都みなみ会館
〒601-8424 京都市南区西九条川原城町110
(本プログラムはみなみ会館での上映です。お間違えのないようよろしくお願いいたします)
京都みなみ会館:https://kyoto-minamikaikan.jp/about/
チケット
料金無料(要予約)
チケット取り扱い
▽THEATRE E9 KYOTO
オンラインでもご視聴いただけます。
日時:2021年3月20日(土)~3月29日(月)
新型コロナウイルス感染症の拡⼤やバリアフリー等の状況に鑑み、動画配信サイト「Vimeo」にて、上記3作品の無料配信を予定しています。
クレジット
【耕す計画】
企画|ただいも (飯田志太郎、大歳桃加、奥山愛菜、黒崎茜、澤田光琉、下林慶史、孫・片田晶、中谷正人、野口京子、野村由香、林美月、廣橋美侑、森本ひな子、やんそる、湯浅理玖、吉浦嘉玲)
監督|大歳桃加
撮影|湯浅理玖、大歳桃加、山田大地
録音|西谷ソ修哲
スチール|飯田志太郎、湯浅理玖
編集|湯浅理玖
機材協力|京都芸術大学
撮影協力|高瀬川南市営住宅、焼肉ハルバン、京都市地域・多文化交流ネットワークサロン、コミュニティほっこり、Books×Coffee Sol.(2Fノランナラン)、花本ゆか(はなもとゆか×マツキモエ)
【ご近所映画クラブ】
企画:ご近所映画クラブ(久保田テツ、松岡咲子)
撮影:加藤文崇
舞台監督:浜村修司
舞台美術:竹腰かなこ
照明:葛西健一
録音・整音:樽見阿尼麻(エーゲル)
協力:NPO remo(特定非営利活動法人 記録と表現とメディアのための組織)
プロフィール
耕す計画
やんそる|東九条の隠れ家、Books × Coffee Sol. の店主。1993 年から続く地域に根づいたまつり「東九条マダン」に長くかかわる。東九条マダンでは事務局の仕事とともに、主に韓国の民衆劇であるマダン劇づくりを担う。残りの人生を、あこがれのムーダン(朝鮮半島の女祈祷師)か、岡本太郎愛をこじらせて東九条の「太陽の塔」になれないかと、まじめに思案中。
ご近所映画クラブ
久保田テツ(くぼた・てつ) |⼤阪⾳楽⼤ 学教員。⼤阪⼤学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)を経て現職。主にメディアデザインとコミュニケーションに関する教育研究、アートを軸とした社 学連携事業などに取り組む。京阪電車なにわ橋駅「アートエリアB1」企画運営メンバー、NPO remo[特定⾮営 利活動法⼈記録と表現とメディアのための組織]メンバー。
映像でつづる東九条2020-2021とは
「健やかであること、小さくあること、市民と共にあること」を目指し、街や人との交わりを映像作品として記録する『映像でつづる東九条2020-2021』。
今年度は、NPO法人スウィング×成田舞×片山達貴による絵画・写真・映像の交わる展示作品や、大阪音楽大学教員の久保田テツを中心にご近所映画クラブの手法を通じ製作される短編劇映画作品、そして、街への植栽風景を様々な視点から記録する、やんそる率いる耕す計画の映像作品など、街と共に、生活と共に、人と共に、日々この街で過ごされている小さく豊かな時間の断片を、それぞれの手法で創作された3つの異なる作品として、THEATRE E9 KYOTOと京都みなみ会館の2館で展示・上映いたします。
Swing×成田舞×片山達貴 展覧会『blue vol.1』の詳細はこちら
主催:京都市
企画制作:一般社団法人アーツシード京都
参加アーティスト:Swing×成⽥舞×片山達貴/耕す計画/ご近所映画クラブ
協力:京都みなみ会館/京都市 地域・多文化交流ネットワークサロン/希望の家カトリック保育園/
株式会社La Himawari/株式会社アルコム/NPO remo(特定非営利活動法人 記録と表現とメディアのための組織)
コーディネーター:長澤慶太(京都芸術大学舞台芸術研究センター)
アーカイブ協力:京都市立芸術大学芸術資源研究センター
お問い合わせ
THEATRE E9 KYOTO/一般社団法人アーツシード京都
〒601-8013 京都府京都市南区東九条南河原町9-1
TEL:075-661-2515(10時~18時)
FAX:075-661-2516
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※ご予約に関するご注意
・開演5分前までに受付をお済ませください。それ以降はキャンセル扱いになる場合がございます。お早めにご来場ください。
・公演中止などの不測の場合をのぞき、チケット購入後の返金、日時の変更はできません。
・E9には駐車場はございません、公共交通機関でご来場ください。周辺道路への駐車は、ご近所のご迷惑となりますので硬くお断りします。