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笑の内閣 上演演目の変更について

2019.09.23

※情報公開されておりました『東京ご臨終~インパール2020~』は、脚本家の高間響の体調不良により、2016年上演作品『ただしヤクザを除く』へ演目を変更することとなりました。

 

【髭だるマン挨拶】

笑の内閣の新代表、髭だるマンです。

今年は「東京ご臨終~インパール2020~」という新作を上演する予定でした。高間響が書き下ろす事になっておりましたが、高間の心身的な疲労もあり、 協議の結果脚本を執筆するのは不可能という結論に至り、既存の脚本である「ただしヤクザをのぞく」の再演をする運びとなりました。

「東京ご臨終~インパール2020~」を楽しみにしていた皆様、誠に申し訳ありません。一時期、公演そのものを中止にするという案も出ておりましたが、一度やると決めた以上、再演であっても公演を行うべきという判断を下しました。

こうなったからにはしっかりと運営で話し合い、それにあった企画を作りつつ、皆様の期待に答えられるような公演にしたいと思っております。

改めまして第27次笑の内閣「ただしヤクザを除く」をよろしくお願いします。

 

 

【高間響挨拶】

高間響です。

私は現在、2型双極性障害という病気です。躁鬱病です。どれくらい酷いかというと、この文章で面白いことを書くことすらできないくらいです。残念ながら医者からも、新作を書くのはしばらく無理だと言われ、体調を優先し断念しました。楽しみにされていた皆さんには本当に申し訳ない限りです。

とはいえ、公演をやると言っていながら中止をするというのは、プライドにかけて絶対に許したがいので、再演を任せることになりました。

劇団も私も史上最大のピンチです。たくさんの方に見に来ていただいて、救って欲しいです。よろしくお願いします。

 

【THEATRE E9 KYOTO芸術監督 あごうさとし挨拶】

笑の内閣 上演演目の変更について

シアターE9オープニングプログラムとして、上演を予定されていました、笑の内閣「東京ご臨終~インパール2020~」は、作家の体調不良により、演目の変更となりました。ご期待を頂いておりました皆様には申し訳ございません。

新たに取り組む作品は、「ただしヤクザを除く」の再演です。

この作品は、2016年に京都アトリエ劇研、東京こまばアゴラ劇場で上演された社会派のコメディで、私も、拝見しています。人権、とりわけ「ヤクザの人権」という、普段私たちが見過ごしがちな視点を通じて、たくさんの笑いの中で、私たちの在り方を改めて問い直す作品でした。

笑の内閣は、前代表の高間響さんが、座付きの作家となり、髭だるマンさんが新代表に就任して、新体制で望む最初の取り組みとなります。新作の公演は、お預けとなりましたが、この秋に予定される「ただしヤクザをのぞく」をぜひ、ご期待ください。また、笑の内閣の今後の活動にもご愛顧の程、なにとぞよろしくお願いいたします。

公演情報

https://askyoto.or.jp/e9/ticket/201919