MESSAGES 応援のメッセージ | アーツシード京都

MESSAGES 応援メッセージ

私たちも応援しています!

御厨 貴 - 東京大学名誉教授
御厨 貴 - 東京大学名誉教授

御厨 貴

東京大学名誉教授

 京都の小劇場に、この10年は随分と足を運んで来ました。立誠小学校やアトリエ劇研などで、若い演劇人たちが繰り広げる創作の舞台を、時間の許す限り見ました。若さゆえの大胆さ、若さゆえの未熟さ、若者たちの発する息遣いが、小劇場所狭しとばかり見る者に迫って来ます!終わると廊下に皆出てきて、作った側と見た側の短いながらも真剣な 舞台を巡るやりとりの輪が広がります。京都小劇場ならではのこの光景が、いつもいつも好きでした。
でも、そんな交流が繰り返される小劇場が無くなると聞きました。寝耳に水とはこの事です。ビックリ仰天。あの若者たちの創造の舞台が消滅の危機にあり、京都演劇人たち が路頭に迷う事態を、黙って手を拱いてボーっとしてるわけにはいかないでしょう!
そこで、このたびの打開策、プロジェクト「Theatre E9 Kyoto」の試みを伺って、これは全面支援しなければと決意しました。もちろん私は演劇にはズブのシロウトです。しかし、ひたむきな京都小劇場の人達の熱い思いに触れて、シロウトだからこそできる支援もあるかもしれぬと考えました。
プロジェクトに関わる皆さんと、プロジェクトの進行プロセスを伴走しながら、時に「頑 張れ!」と声がけをし、その完成までを是非見届けたいのです。
どうぞ「我こそは」という方は、私たちと共に京都小劇場の灯火を掲げてみて下さいませんか。共に京都小劇場の未来に、想いを馳せながら。

西村孝平 - 株式会社 八清 代表取締役
西村孝平 - 株式会社 八清 代表取締役

西村孝平

株式会社 八清 代表取締役

 昭和56年8月に株式会社 八清の関連会社がここ九条倉庫を購入した時の事を思い出します。先代の八清の社長(私の父親)の所へこの建物(倉庫兼居宅)を購入してほしいと信託銀行の不動産部の担当者から依頼を受けた時、先代は「一か月間、他にあたって買い手が見つからなければまた来てください」と言って、結局1月後に値切って購入したエピソードがありました。
それほど人気のないこの建物が今、劇的に変化していこうとしています。
東九条の京都駅東南部エリアは京都市立芸術大学の崇仁地域の移転を契機とした文化芸術都市・京都のシンボルゾーンを創出する町づくりの取り組みが行われようとしています。 このエリアに新たな民間の劇場ができる事は芸術大学との相乗効果を期待でき、エリア の活性化に大いに貢献できる事と確信しています。
折しもアトリエ劇研をはじめとする4つの民間劇場と1つの公共施設の閉鎖が同時期にきまり、京都における舞台芸術の創造環境は極めて厳しい状況を迎えようとしている時に弊社の倉庫が新たな活用の場としてリノベーションされ、劇場にコンバージョンさ れる事は何か運命的な気持ちであります。
私どもは不動産会社として京都市の空き家活用プロジェクトに参画し、下京区に「さ らしや長屋」と言う子育て支援の賃貸長屋を作らしていただきました。幸いここ東九条 東南部には市有地を含め多くの活用できる空き地がたくさんあります。北側の崇仁地区の京都市立芸術大学と南側のTheatre E9 KyotoはJRがバリアを作って分断されていますが、鴨川と高瀬川の公共空間を利用してうまく有機的に繋ぐことによってこのエリアを若者・文化アートモデルとして牽引していこうではありませんか。
是非、皆様のご協力により、民間の手による素晴らしい地域活性のための100年続く劇場ができる事を祈っています。よろしくお願い申し上げます。

佐藤信 - 劇作家 演出家 WAKABACHO WHARF
佐藤信 - 劇作家 演出家 WAKABACHO WHARF

佐藤信

劇作家 演出家 WAKABACHO WHARF

 

 

 

前川修  - 京都市地域・多文化交流ネットワークサロン施設長
前川修 - 京都市地域・多文化交流ネットワークサロン施設長

前川修

京都市地域・多文化交流ネットワークサロン施設長

 

 

 

高谷桜子 - ダムタイプ
高谷桜子 - ダムタイプ

高谷桜子

ダムタイプ

1984年、京都市立芸術大学の学生を中心に結成されたグループ「ダムタイプ」が、初めて学外で公演したのがアトリエ劇研の前身であるアートスペース無門館でした。

 

当時まだ学生だったため、あらゆる面で未熟だったにもかかわらず、全面的な信頼のもと自由に制作に没頭できる環境と発表の場を与えられた経験は、その後のダムタイプの活動の基盤となりました。

 

1987年に無門館で上演された『036 – Pleasure Life』は、その後『Pleasure Life』としてバージョンアップし、ダムタイプ初の東京公演、そして海外ツアー(ニューヨーク、ロンドン他4都市)へと展開、その活動の幅を広げる大きな転換点となりました。

 

芸術表現を志す若い世代の人たちにとって、アクセス可能なクリエイションと発表の場が存在することはとても大切です。

 

アートスペース無門館>アトリエ劇研>Theatre E9 Kyotoへとバトンがつなげられ、様々な人々へ開かれたスペースが、未来のクリエイター達の実践と経験の場となりますように願っています。

三上市郎 - 俳優/元 劇団M.O.P.
三上市郎 - 俳優/元 劇団M.O.P.

三上市郎

俳優/元 劇団M.O.P.

私は京都に生まれ、京都に育ててもらいました。

劇団M.O.P.の解散公演の最終地も京都でした。

なのでもちろん今でも心は京都にあります。

もともと大学も多くあり、演劇も盛んでしたが、その芝居を上演する小屋が閉館していく度心が痛みました。

そんな中、新しいホールが演劇を愛する人達の力を借りて出来るというではありませんか!素晴らしいプロジェクトです!

しかし舞台は一人では作れません。

音響、照明などを含めてはじめて一つの作品となるのです!

こんな総合芸術をもっと京都から発信出来る環境が整うなんて羨ましい限りです!

私もできればワークショップなどを通じて若い表現者達を育てたい!

そんな夢も叶いそうなプロジェクトです。

私はこのプロジェクトを応援します!

佐々木蔵之介 - 俳優
佐々木蔵之介 - 俳優

佐々木蔵之介

俳優

 

 

宮城聰 - 演出家/SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督
宮城聰 - 演出家/SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督

宮城聰

演出家/SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督

プロフィール写真 撮影:新良太

 

宮城聰
1959年東京生まれ。演出家。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、90年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出で国内外から高い評価を得る。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。04年第3回朝日舞台芸術賞受賞。05年第2回アサヒビール芸術賞受賞。平成29年度(第68回)芸術選奨文部科学大臣賞(演劇部門)受賞。

田中泯 - ダンサー
田中泯 - ダンサー

田中泯

ダンサー

田中泯(ダンサー)
1945年生まれ。1966年クラッシックバレエ、モダンダンスを学んだ後、1974年から独自のダンス、身体表現を追求するようになる。本格的海外デビュー、パリ秋芸術祭『間―日本の時空間』展(ルーブル装飾美術館)1978年]をきっかけにし、ゆるやかで微細な動きで身体の潜在性を掘り起こすパフォーマンスは、ダンスをはるかに越えて、新しい芸術表現として衝撃をもたらした。一方、1985年から今日に至るまで、山村へ移り住み農業を礎とした日常生活をおくることでより深い身体性を追求している。02映画「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)初出演により、映像への出演も多く独自の演技力によって異彩を放っている。著書『僕はずっと裸だった』、共著『意身伝心』、『写真集「光合成」MIN by KEIICHI TAHARA』。www.min-tanaka.com

 

呼びかけ人一覧

呼びかけ人代表
御厨 貴(東京大学名誉教授)

    (以下五十音順)

いしいしんじ(作家)
石井達朗(舞踊評論家 愛知県立芸術大学客員教授)
石橋義正(映像作家 舞台演出家 有限会社石橋プロダクション代表取締役
京都市立芸術大学美術科准教授)
上田一博
遠藤水城(東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)代表)
大島祥子(スーク創生事務所代表)
太田耕人(演劇評論家 京都教育大学理事副学長)
小崎哲哉(REALKYOTO発行人兼編集長
京都造形芸術大学舞台芸術研究センター主任研究員)
唐津絵理(愛知県芸術劇場シニアプロデューサー)
木下伸司(音楽家)
九鬼葉子(演劇評論家 大阪芸術大学短期大学部准教授)
久保田テツ(大阪音楽大学准教授 NPOremo代表理事)
後藤 圭(有限会社劇団かかし座代表取締役 (公社)日本児童青少年演劇協会理事)
小寺雅子(ヴィラ九条山文化アシスタント)
小原啓渡(ARTCOMPLEXプロデューサー)
小早川保隆(音響家)
小堀 純(編集者)
近藤誠一(近藤文化・外交研究所代表)
斎藤 歩(北海道演劇財団常務理事 芸術監督)
斎藤ちず(NPO法人コンカリーニョ理事長 演出家・プロデューサー)
佐藤 信(劇作家 演出家 WAKABACHO WHARF)
下山 久(国際児童演劇フェステシバル沖縄総合プロデューサー ACO沖縄代表)
シャルロット・フーシェ=イシイ(ヴィラ九条山館長)
ジャン=マチュー・ボネル(アンスティチュ・フランセ関西館長)
髙宮知数(久留米シティプラザ初代館長)
太宰久夫(演出家 玉川大学芸術学部教授 東京演劇大学連盟代表理事)
建畠 晢(京都芸術センター館長 多摩美術大学学長)
中田 節(京滋舞台芸術事業協同組合理事長)
仲西祐介(KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭共同ディレクター)
仲正昌樹(金沢大学教授)
那須佐代子(シアター風姿花伝支配人 俳優)
西堂行人(演劇評論家 明治学院大学教授)
野村政之(演劇制作者 ドラマトゥルク
(公財)沖縄県文化振興会チーフプログラムオフィサー)
萩原麗子(京都芸術センタープログラムディレクター)
原 久子(大阪電気通信大学教授 アートプロデューサー)
平田オリザ(劇作家 大阪大学特任教授)
福本年雄(ウイングフィールド代表)
真下武久(成安造形大学准教授)
松岡正剛(編集工学研究所所長)
松尾 惠(ヴォイスギャラリー代表 芸術計画「超京都」代表)
眞野 純(KAAT神奈川芸術劇場館長)
マルクス・ヴェルンハルト(ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川館長)
宮前恭介(宮前税理士事務所代表)
本杉省三(日本大学理工学部特任教授)
森 公一(同志社女子大学教授)
森山直人(京都造形芸術大学教授)
八木 匡(同志社大学教授)
矢津吉隆(美術家 kumagusuku代表)
山岡純子(ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川文化部)
山路敦司(大阪電気通信大学教授)
山下賢二(ホホホ座1階店主)
山本麻友美(京都芸術センターチーフ・プログラムディレクター)
吉田由利香(京都みなみ会館館長)
ヲザキ浩実(舞台芸術プロデューサー 公務員)

 

 

アトリエ劇研スタッフルーム
株式会社八清
特定非営利活動法人京都舞台芸術協会
特定非営利活動法人劇研

2017/09/07時点