
京都の小劇場に、この10年は随分と足を運んで来ました。立誠小学校やアトリエ劇研などで、若い演劇人たちが繰り広げる創作の舞台を、時間の許す限り見ました。若さゆえの大胆さ、若さゆえの未熟さ、若者たちの発する息遣いが、小劇場所狭しとばかり見る者に迫って来ます!終わると廊下に皆出てきて、作った側と見た側の短いながらも真剣な 舞台を巡るやりとりの輪が広がります。京都小劇場ならではのこの光景が、いつもいつも好きでした。
でも、そんな交流が繰り返される小劇場が無くなると聞きました。寝耳に水とはこの事です。ビックリ仰天。あの若者たちの創造の舞台が消滅の危機にあり、京都演劇人たち が路頭に迷う事態を、黙って手を拱いてボーっとしてるわけにはいかないでしょう!
そこで、このたびの打開策、プロジェクト「Theatre E9 Kyoto」の試みを伺って、これは全面支援しなければと決意しました。もちろん私は演劇にはズブのシロウトです。しかし、ひたむきな京都小劇場の人達の熱い思いに触れて、シロウトだからこそできる支援もあるかもしれぬと考えました。
プロジェクトに関わる皆さんと、プロジェクトの進行プロセスを伴走しながら、時に「頑 張れ!」と声がけをし、その完成までを是非見届けたいのです。
どうぞ「我こそは」という方は、私たちと共に京都小劇場の灯火を掲げてみて下さいませんか。共に京都小劇場の未来に、想いを馳せながら。